2026-07

その他の雑記

善人と悪人のあいだ ― 『愚呂地』と『レ・ミゼラブル』を観て

昨年、時代劇専門チャンネルで板東妻三郎主演の無声映画『愚呂地』を観る機会があった。古い無声映画であるにもかかわらず、不思議な余韻が残った。主人公は一人の侍である。師範代の娘に想いを寄せたことから誤解を招き、職も地位も失ってしまう。やがて世を...
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お天道様が見ている ― 日本人の倫理観はどこから来たのか

時代劇を見ていると、不思議に思うことがある。悪人が逃げ続ける話よりも、最後には罪を認めて頭を下げる話が多い。奉行所に捕まるからという理由だけではない。どこかに「もうこれ以上は隠していられない」という空気が流れている。私は江戸時代の同心や岡っ...
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なぜ人は街をつくるのか

江戸の治安や火消しについて調べているうちに、不思議なことを考えるようになった。そもそも人はなぜ街をつくるのだろう。学校では、交通の便が良いからとか、水が手に入りやすいからとか、防衛に有利だからだと習った気がする。もちろんそれも間違いではない...
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『佐武と市捕物控』が問いかけるもの──正義とは一体、誰のためにあるのか

時代劇専門チャンネルで『佐武と市捕物控』を流し見していた。作業の合間に見るつもりだったのだが、気づけば手が止まっていた。それほど、この作品は「事件」よりも「人間」を描いている。主人公・左武は岡っ引きである。悪人を捕らえ、人々を守ることが仕事...
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『佐武と市捕物控』が教えてくれること──人はなぜ誰かのために動けるのか

時代劇専門チャンネルで『佐武と市捕物控』を流し見しながら作業をしていると、ふと手が止まる場面がある。盲目の居合いの達人・市が、ようやく目が見えるかもしれないという手術を受ける話だ。医師からは「決して包帯を取ってはいけない」と言い渡される。こ...
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三割の壁と、「やってみなければ分からない」精神

チャボ計画が始まってからというもの、私も気が付けばニワトリに関する動画を見る機会が増えました。その中で、ある個人オーナーがこんな話をしていました。「孵化しても、無事に成長するのは三割くらいですよ。」自然界では、それだけ厳しい世界なのだそうで...
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猫は私の車の音を覚えていた──その才能の使い道が少し気になる

最近になって初めて知ったことがあります。私が車で帰宅すると、猫たちは玄関に集まってくるそうです。最初は偶然だと思っていました。ところが同居人に聞くと、「あなたの車の音が聞こえたら、みんな玄関へ行くよ。」と、ごく当たり前のように言われました。...
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猫たちの新商品検査員──セブンイレブンの見切り品コーナーが楽しみになった理由

猫と暮らしていると、人間の行動は少しずつ変わっていきます。以前の私は、仕事帰りにコンビニへ立ち寄るとしても、自分の晩酌の肴を探す程度でした。ところが今では、真っ先に向かうのは猫用フードやおやつが並ぶ棚です。きっかけは、近所のセブンイレブンの...
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話した言葉は忘れても、一緒に過ごした時間は残っている──文章を書いて気づいた、記憶の不思議

最近、不思議なことが続いている。記事を書いていると、忘れていたはずの記憶が断片的によみがえってくるのだ。思い出そうとしているわけではない。むしろ、その記事とは関係のないように思える景色や出来事が、ふと頭の中に浮かんでくる。『ねるねるねるね』...
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「お先に失礼します」は誰に失礼しているのか

「お先に失礼します。」仕事を終えて職場を後にするとき、多くの人が当たり前のように口にする言葉である。しかし、改めて考えてみると少し不思議でもある。時間になったから帰るだけなのに、私たちはなぜ「失礼します」と言うのだろう。いったい誰に対して失...