その他の雑記

『クリエイター』が映した未来──AIは敵なのか、それとも人間は敵を必要としているのか

映画には、その時代の不安が映し出される。昨夜観た『クリエイター』も、まさにそんな一本だった。物語の舞台は、AIが人間と共存する近未来。ところが、核攻撃によってアメリカ国内で二十万人もの犠牲者が出たことをきっかけに、AIは人類の敵として排除さ...
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鰻は買うものではなかった──土用の丑の日に思い出す川の記憶

土用の丑の日が近づくと、CS放送では決まって鰻の蒲焼を紹介する通販番組が流れ始める。しかも、一日に何度も同じ番組が繰り返される。「厳選した国産鰻」「ふっくら香ばしい蒲焼」「暑い夏こそスタミナを」。画面いっぱいに照り輝く蒲焼が映し出されるたび...
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人はなぜ物語を作るのか ― 江戸の版画からアニメまで

江戸の出版文化について調べているうちに、不思議なことに気が付いた。江戸の人々は決して学問書ばかりを読んでいたわけではない。むしろ人気を集めたのは、挿絵の入った滑稽本や怪談話、人情噺や黄表紙などだった。今で言えば漫画やライトノベルに近い存在で...
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地獄絵は昔の啓発ポスターだったのか

寺院を訪れると、仏像や地獄絵を見ることがある。子供の頃は単純に怖い絵だと思っていた。血の池や鬼たちの姿は、夜に思い出すと少し眠れなくなるような迫力があった。しかし大人になって改めて眺めてみると、別の疑問が湧いてくる。人はなぜ、わざわざ地獄を...
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善人と悪人のあいだ ― 『愚呂地』と『レ・ミゼラブル』を観て

昨年、時代劇専門チャンネルで板東妻三郎主演の無声映画『愚呂地』を観る機会があった。古い無声映画であるにもかかわらず、不思議な余韻が残った。主人公は一人の侍である。師範代の娘に想いを寄せたことから誤解を招き、職も地位も失ってしまう。やがて世を...
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お天道様が見ている ― 日本人の倫理観はどこから来たのか

時代劇を見ていると、不思議に思うことがある。悪人が逃げ続ける話よりも、最後には罪を認めて頭を下げる話が多い。奉行所に捕まるからという理由だけではない。どこかに「もうこれ以上は隠していられない」という空気が流れている。私は江戸時代の同心や岡っ...
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なぜ人は街をつくるのか

江戸の治安や火消しについて調べているうちに、不思議なことを考えるようになった。そもそも人はなぜ街をつくるのだろう。学校では、交通の便が良いからとか、水が手に入りやすいからとか、防衛に有利だからだと習った気がする。もちろんそれも間違いではない...
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『佐武と市捕物控』が問いかけるもの──正義とは一体、誰のためにあるのか

時代劇専門チャンネルで『佐武と市捕物控』を流し見していた。作業の合間に見るつもりだったのだが、気づけば手が止まっていた。それほど、この作品は「事件」よりも「人間」を描いている。主人公・左武は岡っ引きである。悪人を捕らえ、人々を守ることが仕事...
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『佐武と市捕物控』が教えてくれること──人はなぜ誰かのために動けるのか

時代劇専門チャンネルで『佐武と市捕物控』を流し見しながら作業をしていると、ふと手が止まる場面がある。盲目の居合いの達人・市が、ようやく目が見えるかもしれないという手術を受ける話だ。医師からは「決して包帯を取ってはいけない」と言い渡される。こ...
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三割の壁と、「やってみなければ分からない」精神

チャボ計画が始まってからというもの、私も気が付けばニワトリに関する動画を見る機会が増えました。その中で、ある個人オーナーがこんな話をしていました。「孵化しても、無事に成長するのは三割くらいですよ。」自然界では、それだけ厳しい世界なのだそうで...