人の記憶

卵を断つ人間、卵を味わう野生動物

我が家の同居人は、相変わらず鶏卵の孵化を諦める様子がない。これまでにも発泡スチロールを利用した自家製の温室を作り、何度か卵の孵化に挑戦してきた。しかし、思うような結果には至っていない。それでも本人の中では、まだ計画は終わっていないらしい。今...
人の記憶

37万8000円の知能犯と、横に伸びた茶色いウサギ

今日は同居人の買い物に付き合い、大型商業施設の敷地内にあるペットショップへ出向いた。目的は爬虫類用の温室ヒーターである。これまで同居人は、発泡スチロールを利用した自家製の温室を作り、爬虫類の保温環境を整えていた。しかし、どうやら手作りの設備...
人間と機械

ドバイには住めないが、ドーパミンには住み着いた男

テレビのCSニュース番組を流し見していたところ、スマートフォンのネット利用が急増している若者を「ドパガキ」と呼ぶのだと紹介されていた。初めて聞く言葉だった。何かの略称なのだろうが、最初に頭に浮かんだのは「ドーパミンを多く出すガキんちょ」とい...
個人と共同体

人間は何枚の仮面を持っているのだろう。ハロウィーンから考える、もう一つの自分

毎年10月になると、街のあちこちでハロウィーンの飾り付けを見かけるようになる。海外の伝統行事として知られるハロウィーンも、日本ではいつの間にか独自のイベントへと姿を変えた。特に都市部では、仮装した人々が繁華街に集まり、夜遅くまでお祭り騒ぎを...
文明と野生

夢を追う人、夢を売る人。マグロ漁師と芸能人の不思議な共通点

チャンネルNECOで、青森県の津軽海峡を舞台にしたマグロ漁師の番組を流し見していた海の男たちが、大物のマグロを追いかける。仕事なのだから、魚を獲って生活の糧にすることが目的なのだろう。ところが、その様子を眺めているうちに、私にはどうにも大博...
記憶と現在

シーザーの歴史探訪

秋口になると、歴史を扱ったローカル番組が寄せ集めのように放送されることがある。お笑い芸人さんが地元の城を訪ねて解説したり、地元タレントさんが「我が町の歴史」を紹介したり。普段からこうした番組を、特に目的もなく流し見している。今回見ていたのは...
文化の記憶

岡山という町の、妙にアクの強いところ

さとのか4Kにて『岡山うらじゃ』の祭り録画を流し見している。鬼の面をまとった踊り手たちが、威勢よく踊っている。祭りというものは、普段はごく普通に暮らしている人々が、ある日突然、派手な衣装をまとって別人のように振る舞うところにも面白さがある。...
人間と機械

三角窓を磨く老紳士。機械の雰囲気と人間の言葉

大納言様の埋葬という用事があり、同居人の付き添いに付き合わされて実家の方へ来ている。帰り際、内子町にある道の駅「からり」で土産物を買って帰るというので、しばらく駐車場で待つことになった。そこで、思いがけない光景を目にした。ハコスカGT-Rを...
人の記憶

掃除機の音が聞こえると、なぜか二階へ逃げたくなる

外出先のスーパーで、店員さんがカーペットを掃除している姿を見かけた。何気なく眺めていたのだが、掃除機の音を聞いているうちに、ふと我が家の掃除事情を思い出した。我が家では、猫がやって来る以前から、掃除機を使う機会がほとんどなくなっている。もと...
文化の記憶

「じゃけん」と「だら」の境界線。方言は土地の記憶を連れてくる

さとのか4Kにて、鳥取県の鉄道旅を紹介する番組を流し見していた。旅の終わりに登場したのは、ハンガリーからやって来て、地元に移り住んだという男性だった。彼は最後に「だんだん」という言葉を口にした。「だんだん」とは、ありがとうという意味を持つ言...