食の記憶

高級食材のカニより、私はカニカマで十分です。炊事場を荒らす冬の味覚

寒い季節になると、テレビ通販では決まってカニの剥き身を売り込む番組が増えてくる。画面いっぱいに並べられたカニの脚。身がぎっしり詰まっていることを強調し、今だけの特別価格だと景気よく宣伝している。年末が近づくと、もはや恒例行事のような光景であ...
人間と機械

ヨタハチをレストアしながら、人間の身体のことを考えた

さとのか4Kで『レストアガレージ』を流し見していた。この日は、トヨタ・スポーツ800、いわゆる「ヨタハチ」のレストア作業が映っていた。50年以上も前の車である。外から見ると、きれいに保管されていた車体は、それほど傷んでいるようには見えない。...
人の記憶

二階に集まる猫たち――人間との距離感

私のいる二階には、よく猫がたむろしている。もちろん、彼らにも目的はある。餌か、おやつだ。私がすぐに何かを出してくれる人間だということは、どうやらしっかり認識されているらしい。ただ、それだけでもないような気がする。どうもこの二階には、下の階の...
人の記憶

雪まつりを見ていたら、ドラえもんの権利関係が気になった

さとのか4Kで『おまつりニッポン』を流し見していると、新潟県十日町雪まつりの映像が流れてきた。雪国らしく、会場には巨大な雪像が並んでいる。その中には、漫画やアニメのキャラクターを題材にしたものもある。ここで、ふと素朴な疑問が浮かんだ。「これ...
その他の雑記

上等な料理に蜂蜜をかけるが如く。猫の食卓にも譲れない美学がある

さとのか4Kで『イッツァ麺ワールド』を流し見していた。この日は長崎ちゃんぽんの話題だった。豚骨ベースのスープに、野菜や肉、魚介類などを合わせた長崎ちゃんぽん。『孤独のグルメ』では、専用のウスターソースをかけて食べる場面もあったように記憶して...
人の記憶

僕の髪は肩を越えた。コロナ禍が残した長髪生活

チャンネル銀河で『孤独のグルメ Season9』を流し見していた。2021年に放送された作品ということもあり、画面に登場する出演者や店員のマスク姿が目につく。料理を楽しむ五郎さんの姿はいつもと変わらないように見えるが、改めて眺めてみると、そ...
人間と機械

人間には乗りこなせないバイクを、遠くから眺める

先日、さとのか4Kで放送されていたモータースポーツ番組を流し見していたところ、「スーパーモト」という競技を目にした。舗装路と未舗装路を組み合わせたコースを、オートバイで走り抜ける競技らしい。普段あまり見かけないジャンルだけに、なかなか興味深...
人の記憶

ベア・グリルスの親指は、無事の合図か。それとも取れ高の合図か。

ディスカバリーチャンネルを流し見していると、ベア・グリルスという人物が、またしても自然界の厳しい環境に身を置いていた。雪山では雪を掘って寝床を作り、硫黄臭の漂う場所では熱湯と冷水の境目を探して入浴する。食料が見つからなければ、尿で誘き出した...
人の記憶

ベーリング海の荒波から物流センターへ。カニを獲る男たち、カニを仕分ける男

深夜、Discovery Channelで『ベーリング海の一獲千金』を流し見していた。今回のシリーズは「S21:極限の海と壊れゆく均衡」。大ズワイガニやタラバガニを求めて、荒れ狂うベーリング海へ繰り出す漁船の男たちを追った番組である。画面に...
文化の記憶

ねぶた祭に見る美意識――主役を引き立てる脇役の魅力

さとのか4Kにて、『青森ねぶた祭2026』を流し見している。これまで、こうした祭りをまじまじと眺めたことはなかった。巨大な山車が街を練り歩き、勇壮な武者たちが鮮やかな色彩とともに浮かび上がる。ねぶた祭といえば、迫力ある造形と祭りの熱気が魅力...