人の記憶

ベア・グリルスの親指は、無事の合図か。それとも取れ高の合図か。

ディスカバリーチャンネルを流し見していると、ベア・グリルスという人物が、またしても自然界の厳しい環境に身を置いていた。雪山では雪を掘って寝床を作り、硫黄臭の漂う場所では熱湯と冷水の境目を探して入浴する。食料が見つからなければ、尿で誘き出した...
人の記憶

ベーリング海の荒波から物流センターへ。カニを獲る男たち、カニを仕分ける男

深夜、Discovery Channelで『ベーリング海の一獲千金』を流し見していた。今回のシリーズは「S21:極限の海と壊れゆく均衡」。大ズワイガニやタラバガニを求めて、荒れ狂うベーリング海へ繰り出す漁船の男たちを追った番組である。画面に...
文化の記憶

ねぶた祭に見る美意識――主役を引き立てる脇役の魅力

さとのか4Kにて、『青森ねぶた祭2026』を流し見している。これまで、こうした祭りをまじまじと眺めたことはなかった。巨大な山車が街を練り歩き、勇壮な武者たちが鮮やかな色彩とともに浮かび上がる。ねぶた祭といえば、迫力ある造形と祭りの熱気が魅力...
人の記憶

番外編:指名手配犯にしておくには惜しい男――マイク・モデストの嫌味なスマイル

人間には、不思議な魅力を持った人物がいる。別に品行方正というわけでもなく、誰からも好かれるような好青年でもない。むしろ、少々胡散臭く、どこか人を食ったようなところがある。それなのに、なぜか憎めない。気がつけば、こちらから肩入れしたくなってい...
人の記憶

リングを降りれば、ただの人――殺人医師スティーブ・ウィリアムスの意外な一面

先ほど、録画していた『ケンコバのほろ酔いビジホ泊』を流し見していたところ、東京都の押上地区を訪れる回で、プロレスTシャツにまつわる話が出てきた。そこで名前が挙がったのが、かつて全日本プロレスなどで活躍したスティーブ・ウィリアムス選手である。...
人の記憶

人はなぜ、ひとりの人物を信じ続けるのか――キリストのカリスマと人間の願望

一人の人物が、時代を超えて記憶されるということ世の中には、亡くなったあとも長い年月にわたって人々の記憶に残り続ける人物がいる。その中でも、イエス・キリストという存在は、ひときわ大きなものだろう。私はキリストの歴史について、詳しい知識を持ち合...
人の記憶

好きでもないのに、なぜか忘れられない――カリスマが残す脳内のノイズ

人間社会を見渡してみると、どのような世界にも「カリスマ」と呼ばれる人物が存在する。芸能界には多くの人々を熱狂させるスターがいる。スポーツの世界には、登場するだけで観客の視線を集めてしまう選手がいる。職人の世界にも、その仕事ぶりだけで周囲を納...
人間と機械

小さな車に大きな男。クラシック・ミニが教えてくれる不便の楽しみ方

Amazon Prime Videoで『孤独のグルメ Season11』を流し見していた。五郎さんが出張先で、昔のミニにゴリラのオブジェを載せて地方まで運ぶ場面があった。大柄な男性が小さな車に乗っている姿というのは、なぜか妙に印象に残る。そ...
文明と野生

追悼・大納言様。短い生涯に残したもの

我が家で誕生したウコッケイの雛、旭豆大福。正式名称は「旭豆大福」だったらしいが、周囲からは豆五郎、旭豆などと呼ばれ、私に至ってはテレビの『まるごと北海道』を流し見していた際、間違えて「大納言」と呼んでしまった。以来、私の中では大納言様である...
映画から考える社会

主役よりもオジさんが気になる。映画『BRUCE LEE/ザ・ファイター』の脇役たち

朝方、ムービープラスで『BRUCE LEE/ザ・ファイター』という映画を流し見していた。犯罪絡みの少々重たい内容なのだが、どうにも落ち着かない。主人公とヒロインがいい雰囲気になるたびに、なぜか妄想ダンスが始まるのである。せっかく二人の距離が...