映画から考える社会

人の記憶

人間の顔は一つではない──鬼平から、ねずみ大根と我が家の黒歴史へ

9月12日、時代劇専門チャンネルで『鬼平外伝 正月四日の客』が放送されていました。正月の話を九月に見るというのも少し気が早いのですが、年末に向けた再放送ということで、久しぶりに流し見していました。この作品で松平健さんが演じるのが、盗賊の首領...
人の記憶

『よろしくメカドック』は格好いい。でも、私のシティはエンストした

タツノコプロといえば、『科学忍者隊ガッチャマン』や『新造人間キャシャーン』、『タイムボカン』シリーズなど、個性的なキャラクターやメカが活躍するアニメを思い浮かべる人が多いと思います。そんなタツノコプロが、少年ジャンプの作品をアニメ化していた...
人の記憶

一周回ってカッコいい『科学忍者隊ガッチャマン』

アニマックスで『科学忍者隊ガッチャマン』を流し見している。子供の頃に見ていた作品だが、今になって改めて見ると、妙なところに目が行ってしまう。まず、ファッションが凄い。ウルフカットの髪型に、クレイジーパターンのTシャツ、ストライプ柄のスラック...
文化の記憶

本物より本物らしく

円谷英二の故郷・須賀川で考えた特撮と自然の境界線テレビを眺めていると、福島県須賀川市を紹介する番組が流れていました。須賀川といえば、特撮好きなら一度は耳にしたことがある街です。ここは、あの円谷英二さんの故郷。街の中にも特撮にちなんだものが数...
映画から考える社会

夢の中のあの人は、本当にあの人なのか──『ドリーム・シナリオ』が笑えない理由

明け方近く、ムービープラスで『ドリーム・シナリオ』を流し見していた。ニコラス・ケイジ演じる大学教授が、なぜか世界中の人々の夢に現れる。最初は単なる珍現象として注目されるのだが、やがて夢の中で彼が嫌な振る舞いをするようになり、人々から毛嫌いさ...
個人と共同体

生命の境界線──マンモス、キメラ、そして根なし草の人間

先日、アニマルプラネットを眺めていると、ケナガマンモスを現代に蘇らせようとする最新技術を紹介する番組が放送されていました。マンモスのDNAを研究し、現生のゾウを基盤にマンモスの特徴を持った生物を作ろうという試みです。「絶滅した動物を蘇らせる...
人の記憶

テレビは「観るもの」から「暮らしの音」になった──古いAQUOSと、記憶で観るアニメ

テレビの音量について考えていた。私が使っているのは、シャープのAQUOS「LC-22K20」。2014年発売の機種なので、現在のテレビと比べれば、かなり旧式に近い。それでも、今のところ買い替える理由はない。画質にこだわっているわけでもない。...
人の記憶

顔が似ていただけなのに──『鬼平外伝 熊五郎の顔』と疑念の境界線

先ほど、時代劇専門チャンネルで『鬼平外伝 熊五郎の顔』を流し見していました。実はこの作品、これまできちんと見たことがありませんでした。何となく画面を眺めていたのですが、いつの間にか物語に引き込まれていました。『鬼平』といえば、盗賊を追う火付...
人の記憶

警察官だって人の子──法を守る人間と、人情で動く人間の境界線

映画や漫画に登場する警察官を眺めていると、時々妙なことに気づく。同じ警察官なのに、作品によって「正義の味方」にもなれば、「嫌な奴」にもなる。警察内部の不正を調べる内務調査官などは、その典型かもしれない。汚職刑事を追い詰める映画では、内務調査...
人の記憶

山姥より人間が怖い──『三枚の御札』に見る、昔話と人間社会の境界線

先日、アニマックスで懐かしい『まんが日本昔ばなし』を見ていました。子どもの頃に見ていた番組が、何十年も経った今になってテレビに映っている。それだけでも少し不思議な感覚になります。ところが、ふと画面を見ていると、昔とは違うところが気になりまし...