記憶と現在

人の記憶

「ウワァ……!」と叫ぶヒーロー──昔のテレビは、なぜ人間の感情を大げさに見せたのか

先日、アニマックスで昔のタツノコプロのアニメを流し見していました。そこで改めて感じたのが、「昔のテレビって、ずいぶん大げさだったな」ということです。もちろん、作品そのものを馬鹿にしているわけではありません。むしろ、今になって見るからこそ分か...
人の記憶

『AIR』をスポーツ音痴が見る──ジョーダンを口説いた営業マンと、酒場のおっさんの話術

ザ・シネマで『AIR/エア』を流し見していました。私はそもそもスポーツにほとんど興味がありません。バスケットボールのスター選手と言われても、マイケル・ジョーダン本人について詳しいわけではない。ところが、「AIR JORDAN」というバスケッ...
AIと人間

山男の家づくりからAI重機へ──「重機のオヤジさん」が若者を見守る日

8月11日は「山の日」。ヒストリーチャンネルでは、この日に合わせるように『ザ・山男』シリーズが長時間放送されている。真夏に見る雪山の映像は、どこか涼しげだ。白い息を吐きながら歩く山男。雪に覆われた森。凍り付いた川。薪ストーブの炎。暑さから逃...
AIと人間

第3話 文明は人間を怠け者にしたのか──道具が身体の代わりになるまで

人間は、昔から「楽をしたがる生き物」だった。重いものを持ちたくない。 遠くまで歩きたくない。 硬いものを素手で壊したくない。 暑い場所では涼しく過ごしたいし、寒い場所では暖かく暮らしたい。こう書いてしまうと、なんとも怠け者に見える。しかし、...
人の記憶

山男の家づくり──人力で建てる家は、自由なのか、それとも危険なのか

夏の「山の日」。ヒストリーチャンネルでは『ザ・山男』シリーズが長時間放送されている。真夏に見る雪山の映像は、どこか涼しげだ。白い息を吐きながら歩く山男。 雪に覆われた森。 凍り付いた川。 薪ストーブの炎。しかし、その風景の中で彼らが行ってい...
人の記憶

人はなぜ「無駄に凝る」のか──ものづくりが脳と人生を豊かにする理由

ヒストリーチャンネルで放送されている『ザ山男』や『ザ鍛冶男』を見ていると、不思議に思うことがあります。彼らは生活のために必要最低限のものを作っているはずなのに、いつしか必要以上に手間をかけ始めます。もっと簡単な方法があるにもかかわらず、昔な...
人の記憶

空気を読む猫、読まない猫──それぞれの個性が教えてくれること

「猫は単独で生きる動物だから、協調性はない。」そんな話を耳にすることがある。確かに犬のように群れで行動する動物ではない。だからといって、周りを見ていないわけでもない。長年猫たちと暮らしてきて思うのは、猫にも「空気を読む猫」と「読まない猫」が...
人の記憶

最終話 今の自分が一番しっくりくる──若い頃に戻るためではなく、今を生きるために

30代半ばで髪の変化に気づき、40代には短髪で工夫を重ねる日々が続きました。スキンヘッドという選択肢も考えました。床屋の主人との何気ない会話をきっかけにAGAについて知り、自分なりに調べ、納得したうえで治療を始めました。その過程で、服装が変...
人の記憶

第8話 作ることは暮らしを作ること──私が手作りをやめられない理由

洋裁を始めてから、私の「作る」という楽しみは少しずつ広がっていきました。服を作り、小物を作る。そうした経験を重ねるうちに、今度は家具や収納など、暮らしそのものにも目が向くようになります。「ここに棚があれば便利なのに。」「もう少し使いやすい形...
人の記憶

第7話 服から小物へ──「作る楽しさ」は少しずつ広がっていった

洋裁を始めたことで、私は「服を作る楽しさ」を知りました。ところが、不思議なことに、その楽しさは服だけでは終わりませんでした。一着の服を作り終えると、今度は首元が少し寂しく感じます。「この服に合う首飾りがあれば、もっと面白いかもしれない。」そ...