記憶と現在

文化の記憶

仮面の下には夢がある。外せばおっさんがいる

さとのか4Kで『特急あずさ出発進行!尾道ベッチャー祭り』を流し見していた。毎年11月1日から3日にかけて行われるというこの祭りは、江戸時代後期、疫病を克服するために行われた神事が発祥とされているらしい。ベタ、ソバ、ショーキという三人の鬼が登...
文化の記憶

長崎くんちの舞台裏——祭りを支える人々と、二度と作れないもの

さとのか4Kにて、『長崎くんち 奉納踊生中継』を流し見しながら作業していた。長崎くんちといえば、豪華な山車や異国情緒を感じさせる演し物、そして大勢の人々が一体となって繰り広げる奉納踊が見どころである。我が町では神輿を中心とした祭りが多いが、...
文化の記憶

神様より太鼓台が偉い?──祭りの三日間、人間は少し野生に戻る

さとのか4Kで『新居浜太鼓祭り 2025版』を流し見している。新居浜といえば、やはり太鼓台である。豪華な化粧刺繍を施され、金色の飾りをまとった巨大な太鼓台。テレビ画面越しでも、その金のかかり方はよく分かる。「こりゃあ、立派だなあ」などと思い...
文化の記憶

道後の鉢合わせ──神輿より怖い、人間の波

さとのか4Kで「祭りの秋」を流し見している。今日は「松山地域・秋の地方祭2025 道後鉢合わせダイジェスト」。道後の秋祭りといえば、神輿同士をぶつけ合う、なかなか荒っぽい祭りである。画面に映るのは、長いかき棒に大勢の男たちが取り付き、その神...
人の記憶

人間の顔は一つではない──鬼平から、ねずみ大根と我が家の黒歴史へ

9月12日、時代劇専門チャンネルで『鬼平外伝 正月四日の客』が放送されていました。正月の話を九月に見るというのも少し気が早いのですが、年末に向けた再放送ということで、久しぶりに流し見していました。この作品で松平健さんが演じるのが、盗賊の首領...
人の記憶

『よろしくメカドック』は格好いい。でも、私のシティはエンストした

タツノコプロといえば、『科学忍者隊ガッチャマン』や『新造人間キャシャーン』、『タイムボカン』シリーズなど、個性的なキャラクターやメカが活躍するアニメを思い浮かべる人が多いと思います。そんなタツノコプロが、少年ジャンプの作品をアニメ化していた...
人の記憶

一周回ってカッコいい『科学忍者隊ガッチャマン』

アニマックスで『科学忍者隊ガッチャマン』を流し見している。子供の頃に見ていた作品だが、今になって改めて見ると、妙なところに目が行ってしまう。まず、ファッションが凄い。ウルフカットの髪型に、クレイジーパターンのTシャツ、ストライプ柄のスラック...
文化の記憶

本物より本物らしく

円谷英二の故郷・須賀川で考えた特撮と自然の境界線テレビを眺めていると、福島県須賀川市を紹介する番組が流れていました。須賀川といえば、特撮好きなら一度は耳にしたことがある街です。ここは、あの円谷英二さんの故郷。街の中にも特撮にちなんだものが数...
AIと人間

速い車より、話のできる車が欲しい──AI時代に期待する未来の相棒

世の中には、車そのものに大きな魅力を感じる人がいる。エンジン音、加速感、ハンドルを握る楽しさ。そうした部分に価値を見出す人にとって、車は単なる移動手段ではなく、趣味や人生の一部なのだと思う。しかし、私の場合は少し違う。子供の頃から車に対して...
人の記憶

月夜に寄り添う三毛猫──寝酒の時間に残る、もう一つの余韻

酒の味わいは、舌で感じるものだけではない。香り、温度、グラスを傾ける時間。そして、その場に流れていた空気までもが、一杯の酒の記憶として残っていく。私にとって夜更けの寝酒には、もう一つの余韻を添えてくれる存在がいる。三毛柄の猫、月丸である。私...