猫の記録

潔きもの、天と申す ー 我が家に舞い降りた見習い猫 ー

はじめに : 新入り猫 天(てん)の登場はじめに我が家に新しい猫がやってきました。名前は「天(てん)」。まるで空からふわりと落ちてきたように、不思議な縁でこの家にやってきた子です。まだ声も小さく、体もひとまわり小さいこの子が、今、家の猫社会...
猫の記録

天は質流れ品?──シースルーと猫と午後の物思い

新しく家族になった子猫「天」。まだ小さなその姿に似合わず、妙に落ち着いた風格と大物感を漂わせています。今回は、そんな天との暮らしが始まったばかりのある午後の出来事を、少し綴ってみます。天が我が家にやってきて、今日で2日目になります。周りには...
創作と試み

砥部焼の器と暮らすということ ─ 私の日常に寄り添う静かな存在

はじめに器選びというと、つい「使い勝手」や「デザイン性」といった機能面に目が向きがちです。けれど、最近の私は、器が持つ“静かな存在感”に心を動かされることが増えてきました。たとえば、愛媛県の伝統工芸「砥部焼」。その中でも、ごくシンプルな小皿...
観察記

🏪コンビニが「暮らしの端末」になるまで

〜時代とともに変わる、私たちの小さな拠点〜今や町に一つはある、私たちにとって身近な存在──コンビニエンスストア。その便利さに慣れすぎて、「いつからこうなったんだっけ?」とふと思うことがあります。コンビニが街角に本格的に登場し始めたのは、ほん...
観察記

狐がいないと言われる土地に、なぜ油揚げの寿司が残ったのか

愛媛県には「松山あげ寿司」という郷土料理がある。巻き寿司の海苔の代わりに松山あげを使った寿司で、あっさりとした味わいの中にも独特の風味がある。地元では馴染み深い料理だが、県外の人には少し珍しく映るかもしれない。しかし、この松山あげ寿司につい...
観察記

「鯉たちの行進とドンペリの酸味」

「鯉たちの行進とドンペリの酸味」姪の結婚式に出席した。職場結婚ということもあってか、会場には企業関係の方々が大勢を占めていた。格式高いホテル、完璧に統制された進行、出席者の装い、そして常務の長々とした祝辞。どれもこれも、私には“社会”という...
創作と試み

100円の器と失敗の器

~ 陶芸初心者が語る創作の楽しみ ~【考察】器とわたし──100円ショップと土のあいだで最近、100円ショップで売られている器にふと目を奪われることがあります。繊細な模様、すっきりとしたフォルム、そして耐熱性まで備えたグラス──どれも「これ...
食と記憶

■ 手打ちと半殺しという言葉を聞いた日

昼を過ぎたころ、うどんの話をしていたわけでもないのに、「手打ち」と「半殺し」という言葉を思い出した。昔どこかで見聞きした話だったと思う。ある行商人が、見知らぬ村に泊まった夜のこと。家の中で、夫婦が何気なくこう話していたという。「今夜は半殺し...
食と記憶

愛媛の郷土料理「ひゅうが飯」

― 行商人が運んだのは、品物だけではなく人々の知恵だった ―郷土料理には、その土地の味だけではなく、人々が歩んできた暮らしや歴史が刻まれています。愛媛県南予地方に伝わる「ひゅうが飯」も、その一つです。新鮮なアジを醤油だれに漬け込み、溶き卵と...
食と記憶

日本人の腸に合う食事とは?郷土料理の魅力と健康の考え方

1. 日本人の腸は長いと言われる理由と食文化の関係日本人の腸は、西洋人に比べてやや長い傾向があると言われています。その背景には、長い歴史の中で育まれてきた食文化の違いがあると考えられています。日本の食は、米・野菜・魚・発酵食品を中心とした食...