猫の記録

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猫の礼儀作法

昨日の出来事になるのですが、時間はおおよそ午後四時から五時くらいのことだったと思います。私は夜勤明けの疲れもあり、ぐっすりと熟睡していました。その静かな時間を、いきなり破る者が現れます。手のひらに走る鋭い痛み。「ッ!」飛び起きてみると、そこ...
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無惨

春先の気候に変わりつつある今日この頃。陽の光は、温かいというより、むしろ暑さに近い。温暖と呼ぶには少し過剰な陽気のせいか、我が家はひどく騒がしい。一番の被害者は、この私の作業場だ。彼らにとって一階は、食事を兼ねた娯楽施設。自家製キャットウォ...
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わが家の時代劇 ― 殿と盗賊と除霊師

日曜の夜は、だいたい平和である。風呂から上がり、二階へ上がると、コタツの掛布団から頭だけ出したコリンが鬼平犯科帳 を見ながら大あくびをしている。どう見ても町方同心だ。「こいつぁ、いけねぇなぁ……」とでも言いたげな顔で、画面を見つめている。だ...
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階段を軽やかに駆け上がる、ひょっとコリン

我が家には、階段を音を奏でながらやってくる小さな存在がいます。最弱の猫、コリンです。「トットコ・・トットコ・・」その軽やかな足音だけで、ほかの猫とすぐに区別がつきます。この間の抜けた音は、なんだか演芸にも似ています。ひょっとこ踊りをご存じで...
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巡回係、本日休業中 。 ―こたつからはみ出す三毛の後ろ脚―

こたつ布団の縁から、ぽつんとはみ出した三毛柄の後ろ脚が見えます。それだけで、その子の一日の働きぶりが目に浮かびます。朝から仲間の様子を見回り、1階と2階を軽やかに行き来し、人間の動きまでしっかり監視する――まるで小さな管理人。そんな“巡回係...
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🐾夜の見回りは任せろ

🐾~大佐殿、恋の流しに吠える~最近になって、どうやら外の野良猫たちの間にも恋の季節が訪れたようです。日中から夜更けにかけて、我が家の周囲には低く響くオス猫の鳴き声が漂い始めました。それは、どこか哀愁を帯びた、まるで流しのような歌声。しかし、...
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潔きもの、天と申す ー 我が家に舞い降りた見習い猫 ー

はじめに : 新入り猫 天(てん)の登場はじめに我が家に新しい猫がやってきました。名前は「天(てん)」。まるで空からふわりと落ちてきたように、不思議な縁でこの家にやってきた子です。まだ声も小さく、体もひとまわり小さいこの子が、今、家の猫社会...
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天は質流れ品?──シースルーと猫と午後の物思い

新しく家族になった子猫「天」。まだ小さなその姿に似合わず、妙に落ち着いた風格と大物感を漂わせています。今回は、そんな天との暮らしが始まったばかりのある午後の出来事を、少し綴ってみます。天が我が家にやってきて、今日で2日目になります。周りには...