正義の見方

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年明け早々、同居人はペットショップに出向き、猫用の首輪をいくつか揃えて意気揚々と我が家に戻ってきました。
実際に着けてみないと気が済まない性格ですので、帰宅するなり猫たちに試着――いや、首への装着を試みます。
特に月丸と天、この女子メンバーに対しては、並々ならぬ愛情が注がれている様子がよく見て取れます。
思えば私の記憶の中では、これまで雌猫を飼った経験がありません。
そうした背景も影響しているのか、それとも彼女たちの優秀さがお披露目の動機になったのかは定かではありませんが、
同居人が私以上に高い評価をしていることだけは否定できません。
月丸には三毛柄専用の和柄首輪。
天にはビロード素材の、西洋風アンティーク調の首輪。
完全に同居人の嗜好で選ばれたものですが、本人はいたく満足しているようです。
一方、私は私で、彼女たちの立ち位置や役割に十分満足しています。
彼女たちがいなければ、この群れは群れとして機能しなかったでしょうし、
新参者である天が加わったことで、全体が秩序正しく回るようになったのは事実です。
こうした話を同居人にしても相手にされないので、ここでしか書きませんが、
性格の異なる個体が共存していること自体が、良い影響を与えているのではないかと私は考えています。
余談になりますが、月丸の首輪は大きな襟のような装飾に、小判の小物がついた洒落た出で立ちです。
ところが首を掻いた拍子にその部分が横へずれ、昭和のヒーローがなびかせるマフラーのような形になります。
これが不思議と様になっていて、
巨漢の「のの」に制裁を加えに向かう姿に見えてしまうから困ったものです。
令和生まれでありながら、昭和のヒーロー像を自然に描いてしまう潔さ。
それもまた、月丸が持つもう一つの顔なのかもしれません。

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