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雨の夜に出会った、ひっそりとした地蔵様

雨の夜、皆さんは普段通る道でどんなものに気づくでしょうか。先週末、洋裁教室の忘年会を終えて帰る途中、雨が次第に激しくなり、歩いて帰る予定を変更して家族に迎えをお願いすることになりました。その待ち時間、歩道橋の下で雨宿りをしていると、普段は目...
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猫社会と人間社会のあいだにある境界線

前日の宴とは打って変わり、その翌日は全員で盛り上がるという空気はすっかり姿を消していました。猫たちは思い思いの距離感を保ち、それぞれの時間に戻っていきます。猫社会には、弱い立場の者に対して同情や施しを与えないという、冷徹とも思える掟があるよ...
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静かな場所の使われ方

静かな場所を好む。以前通っていた陶芸教室では、土よりも言葉のほうがよく動いていた。年明けに入った古民家の喫茶店でも、似た空気があった。精算時、「同じチェーン店でも同じものが出ますよ」と穏やかに言われた。静けさは、その言葉と一緒に少し遠くへ移...
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冬瓜のスープ

冬瓜の話である。この時期になると、なぜか毎年のように思い出してしまう。初めて口にしたのは、もう数十年前のことだった。当時、よく一人で出向いていた喫茶店があった。近場とは言い難い、少し距離のある場所にある店だったが、妙に居心地がよく、気が向く...
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はんてんの袖の下

年末が近づくにつれ、寒気は容赦なく厳しさを増してくる。こうなると就寝時の冷え込みも尋常ではなく、布団だけではどうしても守り切れない部分が出てくる。そんなときに頼りになるのが、はんてんだ。私にとっては「歩く布団」をまとっているような感覚で、寝...
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正義の見方

年明け早々、同居人はペットショップに出向き、猫用の首輪をいくつか揃えて意気揚々と我が家に戻ってきました。実際に着けてみないと気が済まない性格ですので、帰宅するなり猫たちに試着――いや、首への装着を試みます。特に月丸と天、この女子メンバーに対...
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軽い拘束

帰宅後、身支度を済ませ、作業服を洗濯機に放り込んだ。その間に少しだけ、と思って横になったのだが、どうやらそのまま眠ってしまったらしい。目を覚ますと、私は猫に取り囲まれていた。胸の上に乗る者、髪をはむはむと噛む者、足のあいだに潜り込む者。両腕...
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ホロホース

眠っている私の布団を、やたら強く爪で引っ掻いてくる存在がいる。目覚まし時計ほどの使命感もないくせに、動きだけは無駄に必死だ。煩わしいので膝を立てると、するりと中へ入ってくる。だが膝を伸ばすと、「話が違う」とでも言いたげに、また出て行ってしま...
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静かな場所の使い方

去年の話になりますが、ブログネタを考えながら映画を流し見することがあります。丁度見逃していた「PERFECT DAYS」が放送されていたため、作業を止めて見入っていました。公衆トイレ清掃員が、日々の労働のなかから些細な気づきを拾い上げていく...
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イカと数の子和え

前回のタコに続いて、今夜はイカです。このアテは王道に近いと思っていますが、見切り品らしく、正月明けから取り残された感じが漂う味でもあります。今夜は仕事疲れで、ストーブの前でうたた寝している同居人の隣で、静かに酒を傾けます。王道には王道らしく...