猫のエチケット(続)

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夜勤明けの昼ごろ、胸に座り込まれる感覚で意識が浮上した。
ヒゲらしきものが、鼻息と同時に口元へ触れてくる。
離れない。
執拗だ。
気になって目を開けると、チャラ男がまん丸の目で匂いを嗅ぎ続けていた。
退く気配はない。
今回は口臭セーフ、らしい。
少なくとも拒否はされていない。
胸の上で居座る重みを感じながら、
ふと別の考えがよぎる。
――お前、
本当はイケる口なのではないか。

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