カリン

Uncategorized

冬になると喉が乾く。
飴では追いつかない乾きだ。
同居人が、カリンの実を煮た湯を出してくれた。
実も入っている。喉は潤うが、皮と繊維が舌に残る。
種を出すと、「それくらい食べなよ」と言われた。
田丸雅智さんの短編に「隙間ネコ」がある。
心の隙間に入り込む猫の名前は、カリンだった。
猫のカリンは隙間に収まる。
このカリンは、まだ舌の上で居場所を見つけていない。

コメント

タイトルとURLをコピーしました