昨夜の静けさとは打って変わり、只今、親父のいる実家の方へ来ている。
雪は深々と降り続き、寂しい景色が途切れることなく広がっている。
道の途中では、脇に生えていた竹が雪の重みに耐えきれず折れ曲がり、道路を塞いでいた。過疎化が進む地域ゆえ、管理する人間も限られている。こうして道路の管理さえままならないのが、山間部の現状なのだろう。
雪はさらに積もり、明け方近くには凍り付くに違いない。
同席している同居人は、そんな状況下にもかかわらず、なぜか体調が良いらしく、妙にはしゃいでいる。私の周囲では風邪を引く者が多く、正月早々に体調を崩す連中も少なくないというのに、あっぱれなものだ。
同居人の話では、この辺境にあるキャンプ場に、職場の店長がソロキャンプに来ているらしい。通りがかりに様子を見てみたいのだと、無邪気に言う。
その店長は相当な人嫌いで、ストレスが溜まると決まってこの地にやって来るのだそうだ。それを見るために、わざわざ私の地域まで同行する心境は、正直なところ私には理解し難い。
人一倍寒がりだと聞いていた。外気温は現在一度。この寒さに耐えられるはずがないだろうと思っていたのだが、道の端から覗くと、確かにテントを張り、そこで過ごしている様子が伺えた。
敵ながら、あっぱれである。
それを見て笑う同居人も、またあっぱれなものだった。
敵ながら、あっぱれ
Uncategorized


コメント