我が家には、見た者だけが後片付けを強いられる現象がある。
台所から居間の天井付近に、不思議な発光体が漂うことがあるのだそうです。
私は未だにこのオーブを見たことはありませんが、親父や猫には見えるのだと同居人が言っていました。
私は本来、こうしたオカルトめいたものを信じる人間ではありません。
テレビ番組では、こうしたオカルトマニア向けの番組は放送されているようですが、単なるエンタメ要素としてのものとしか認識できない存在です。
ただ、食事中に巨漢の「のの」にはこれが見えるようで、やたら天井付近を眺めながらブツブツ何やら独り言を言っています。
それだけならば気にはなりませんが、コイツが跳んでキャッチしようという暴挙に出ることがあり、これがもとで積み上げた物が雪崩落ちる負の現象に至ります。
先ほどこの霊能者様がオーブを台所付近で見つけ、捕まえようと軽やかなジャンプをされました。
結果的に積み上げた紙パックの残骸が崩れ落ちることになりますが、それよりも、バケツに放置された神棚に飾る樒の枯れ葉が溜められた謎の腐葉土が床に撒き散らされ、神社の秋の風情を醸し出す状態となりました。
オーブを掴もうなどと巨漢が飛ぶことに無理はありますが、そもそもこんなものを放置させていた同居人にも落ち度はあります。
私は早々に食事を済ませ、洗い仕事を手短に終わらせて上の階に移動します。
私には何も見えません・・。
見なかったことに・・
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