最近の変化といえば、同居人がまた新たにコタツを調達してきた。
「半額で安かったから」とは言っているが、猫たちに新たな領域を増やしていくのが楽しいだけなのだろう。
私の作業場に設置されたこの新居には、新しいもの好きが早速いらっしゃる。
ただ、この入口には仕掛けが施されている。
ゆらゆら揺れる掛布団の近くに獲物が近づくと、足が出てくる仕組みだ。
といっても、単なる段ボールのすき間から猫ハンドが出てくる玩具仕様ではない。
両足がハサミのようにくっついたままの状態で獲物を掴み取り、コタツ内部に引き摺り込む、いわば蟻地獄の進化系である。
この両足に引きずり込まれた獲物は、断末魔の悲鳴を挙げながら静かに消えていく。
孫悟空の吸引力を持ったブラックかめはめ波――
そう呼ぶのが一番正しいのではないかと思っている。
……などと観察しているうちに、私の靴下も片方、いつの間にか姿を消していた。


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