日付が変わるころ、2階にひっそりと開店する我が家の小さな食堂。常連たちが集まり、ほんの少しだけ日常から外れた時間が流れます。ぶっきらぼうな店主と個性的な客たちのやり取りを眺めながら、夜の静けさと温かさを味わうひとときです。
午前0時、食堂の扉が開く
日付が変わる午前0時すぎに開店する我が家の食堂は2階にある。一人また一人と数が増える。「親父、空いてるか?」「大将、やってる?」など様々な面々がやってくる。
俺は「空いてるが、メニューは一つしかないぞ・・」とぶっきらぼうに対応する。
常連たちのやり取り
最後の客はオドオドしながらの来店。「店主、あの娘来てる・・?」この野郎、さっさと店に入れ・・
客層が揃うと支度開始。それぞれの器に盛り付ける。大食の太っちょは真っ先に平らげる。ほかの客の残りを覗き込むのが悪い癖だ。「ほら、食材余ったから食え、サービスだ」「あざっす」と、再び自分の席につく。ほかの客はこれで安心する。
閉店の時間と小さな余韻
皆が食べ終われば閉店準備。
若い娘がやってきてウインクして帰って行った。食器洗いをしながら、いつも呟く。「お前等いい加減勘定払え・・」
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