思考の凍結時

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全国的な寒波の影響で、今日は休日とは思えないほど厳しい冷え込みとなりました。普段は寒さにあまり応えない体質なのですが、今日ばかりはさすがに別格で、帰宅する頃には指先の感覚がほとんどなくなり、手全体が強張ったまま家路につくことになりました。

帰宅してすぐ、熱い湯に手を浸してかじかみをゆっくりとほぐします。湯の温かさに包まれると、体の緊張が一気にほどけ、しばらく湯の中でぼんやりとしたまま動けなくなってしまいました。ヤッケに着替えても、湯で上がった体温は束の間で、すぐに寒さが戻ってきます。

あまりの冷え込みに、普段はやらないことまで始めてしまいました。熱い湯で雑巾おしぼりを作り、トイレ後の手拭きとして置くという、少々手間のかかる準備です。そこまでしなければ指先が温まらないほど、今日は底冷えのする一日でした。

午後からは選挙の投票。正直なところ外に出る意気込みはかなり失せていましたが、温めた牛乳を飲んで一時的に体を落ち着かせ、投票ハガキを手に寒空へと向かいます。私のように出不精な性格の人間もいるのですから、同じような思いで投票所へ向かった人も少なくなかったのかもしれません。

夕方から夜更けにかけて雪の予報が出ていますが、積もるほどではなさそうです。それでも、空気の冷たさは十分すぎるほどで、体の芯まで冬を実感させられます。

投票を終えて帰宅したとき、何かを忘れたような妙な感覚がありました。気にせず部屋に入ると、トイレの方から「カリカリ…」と寂しげな引っかく音が聞こえます。引き戸を開けてみると、そこには巨漢の「のの」が閉じ込められていました。

どうやら、私が仮眠で寝ぼけたままトイレに入った隙に、水を飲もうと背後から飛び込んでいたらしく、そのまま閉じ込めてしまっていたようです。寒さは、どうやら体だけでなく思考までも凍らせてしまうものらしい――そんなことを思いながら、ののを解放した日曜日の夕方でした。

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