第2回:冒頭手続と裁判員控え室の雑学ポイント

法と苦楽詩(ほうとくらし)

裁判員選考から4日ほど経過し、第2回目の手続きに入りました。
この日は法廷で行われる冒頭手続がメインです。被告人の罪状や公判の進め方など、裁判員として確認する場面になります。

私は集合時間を確認しきれず少々遅刻しましたが、裁判所の方は意外に柔軟。民間企業のような過剰な小言や白い目はありませんでした。裁判員の仕事は、時間の余裕がある点も魅力の一つです。


法廷での冒頭手続

この日の公判では、被告人が外国人技能実習制度で来日したベトナム国籍であること、社員寮で同僚を背後から包丁で刺した事件であることを、裁判官、検察官、弁護人から順に説明されます。
裁判員として我々は、提示される状況証拠や証言を参考にしながら、殺人未遂か傷害罪かを判断するのが主な仕事です。

事前に事件の流れをまとめた資料があるため、初めてでも概要を把握しやすく、検察官や弁護人の冒頭陳述も理解しやすい内容になっています。


控え室での雑学ポイント

法廷の合間や終了後には、控え室で裁判官と作戦会議じみた雑談をすることがあります。
1日の感想や、裁判員としての気づきなどを順番に述べる場面もあり、ここで自由に意見交換できます。

控え室には雑誌が自由に読めるスペースや、段ボールに入った**「伊藤園 お~いお茶 350ml」が飲み放題という嬉しい環境も整っています。
最後には裁判官自らが出迎えや見送りをしてくれます。
日当制で
残業代やピンハネの心配がない**点も、民間企業と比べて裁判所の大きな魅力です。


第2回目の感想

全体的に堅苦しい印象はあるものの、法廷の進行はスムーズで、裁判員としての責任を感じつつも落ち着いて参加できました。
自由人としての自分がどの程度認められているのか、裁判官や職員の目配せや態度から少し感じ取れた気がします。

裁判所での我々裁判員の行動ならびに進行などは全て裁判官3人と行動を共にすることがほとんどです。

刑事裁判における法律知識などなくても困らないようになっています。

裁判官について行くコバンザメのような存在です。


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